これは、三千年前に古代の時代に生きていた人間の霊(シルバーバーチ)により、1920年、イギリス人の霊媒(モーリス・バーバネル)を通して語られた言葉です。

神が現実に存在し、何人も神とつながる守護霊が、いつもそばで守り導き、つらいときには援助を求める真摯な祈りが必ず届き、人間はどのような時も決して一人ではなく、絶望はないこと、そして人間は永遠なる魂であり、亡くなった人が今も生き続け、再び会うことができ、地上生活はその永遠の巡礼の旅路のほんの短い大切な一部であることを語った内容です。

 

 神とは

神とは宇宙の自然法則です。全生命の背後に存在する創造的エネルギーです。

完全なる愛であり完全なる叡智です。

神は宇宙のすみずみまで行きわたっております。

誰一人おろそかにされることはありません。

誰一人見落とされることはありません。

誰一人として一人ぽっちの者はいません。

神の法則の働きの及ばない人、範囲からはみ出る人など一人もいません。あなたがこの世に存在しているという事実そのものが神の摂理の証です。

                             シルバーバーチの霊訓(3)(12)

 

なぜ生まれてきたのか

人間は永遠なる魂であり、地上生活はその永遠の巡礼の旅路のほんの短い大事な一部です。

人生の目的は霊の世界から物質の世界に来て、再び霊の世界へ戻ったときに、あなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を身につけるために、さまざまな体験を積むということです。

あなたが地上に生まれて来たのは、陰性なもの邪悪なものを克服して霊的に一段と強くなるためです。

地上の人生はしょせん一つの闘いであり試練です。

肉眼で見ることも肌で触れてみることもできませんが、誕生の時から、常に守護霊(背後霊)が、あなたを守り、援助し、鼓舞し、もっとも生き甲斐のある生き方へと導いてくれております。

                            シルバーバーチの霊訓(1)(12)

 

 守護霊(背後霊)の存在があること

来る日も来る日もこの世的な雑用に追いまくられていると、守護霊(背後霊)の働きがいかに身近なものであるかを実感することは困難でしょう。しかし事実、常にまわりに存在しているのです。

あなたが一人ぽっちでいることは決してありません。

援助を求める真摯な熱意がなおざりにされることは決してありません。衷心からの祈りにより、霊的つながりができます。

精神誠意、魂の底からの祈りは、守護霊(背後霊)との一体化を促進します。

困難の中で一人で悪戦苦闘させられることはありません。常に導きを怠ることなく、愛の手があなた方のまわりにあることを忘れないで下さい。

たとえ目に見えず、耳に聞こえず肌に感じられなくても、守護霊(背後霊)の影響が常に、あなたを包んでおります。

危機に立ち至ったら、それまでの過去を振り返って、お先真っ暗の絶対絶命の時に、道が開かれてきたことを思い出して下さい。

そこに守護霊(背後霊)の導きがあったのです。

それはこの後も決して見棄てることはありません。

                        シルバーバーチの霊訓(1)(6)(12)

 

 どんなときも、決して一人ではないこと

思い煩ってはいけません。あらゆる不安の念を振り切って下さい。

落胆や失敗がないというのではありません。これからも数多くの失敗と落胆があることでしょう。しかし、いかなる事態にあっても、あなたの背後には、困難に際しては情熱を、疲れた時には元気を、落胆しそうな時には励ましを与えてくれる霊が控えてくれていることを忘れてはなりません。

一人ぽっちということは決してないということです。

取り越し苦労は大敵です。心配の念はせっかくの霊界から送られてくるはずの援助の通路を塞いでしまいます。

背後に控える力は物質界の全勢力を結集したものより、さらに強力です。

自信をもつのです。道はきっと開けるという確信を持つのです。          

シルバーバーチの霊訓(1)(9)(12)

シルバーバーチ 愛の摂理

 

 亡くなった人と、必ず会えること

あなたの愛する人たち、それからあなたを愛してくれている人たちは、死を境にして物質的には別れ別れになっても、霊的には今まで通りにつながっており、死後、再び会うことができます。

あなた方が涙を流して嘆き悲しんでいる時、その人はあなた方のすぐ傍に黙って立っている、黙ってというのは、あなた方が聞く耳を持たないために聞こえないことを言っているまでです。本当は自分の存在を知らせようとして何度も何度も叫び続けているのです。愛は死よりも強いのです。

愛は霊力と同じ宇宙で最も大切なエネルギーです。

愛によって結ばれた仲が死によって引き裂かれることは決してありません。    

シルバーバーチの霊訓(3)(12)     古代霊は語る